A級外盤
No.69「織り込まれた言葉」 これまで未聴だったレコードです。天を仰ぎ見る男性の横顔の写真に、サイケデリックなイラストだかパターンだかがオーバーラップしている、アバンギャルドなジャケットが、ある意味印象的です。 右の写真はジャケット裏のタイトル…
No.68「クロウマタ・パーカッション・アンサンブル」 長岡先生が「ケージの曲は4人で演奏しているが曲としては一番面白い」と評していますが、確かに収録されている4曲(A面3曲、B面1曲)の中では、A面冒頭のケージ「セカンド・コントラクション」が聴い…
No.67「易の音楽」 「デザインを含めて4つの賞を取った名盤」ということなので、裏ジャケットも紹介します。表ジャケットには「Deutscher Schallplattenpreis(ドイツレコード賞)」のシールが貼り付けられています。 これまで未聴だったレコードですが、あ…
No.66「戦争レクイエム」 暑さがひと段落したのでA級外盤の試聴再開。やっと第1巻の3分の2までたどり着きましたが、原典で紹介されている英DECCA盤(SET252/3)は持っていません。手元にあるのは以下のAD、CD各2種類です。 左上AD:独DECCA(6.35157)(C…
9月7日の記事で、CALLIOPEのメシアンシリーズの1枚、CAL1930のジャケット写真を「オルガン」と紹介しました。一見してオルガンのパイプ列だと思ったのですが、よくよく見ると違うようです。 そして例によって、よくよく見ても何なのかわかりません。ハープシ…
懲りずにNo.65ネタです。 8月26日の記事で、「外盤A級セレクション」新版のNo.65に誤植が2か所あることを指摘しましたが、もう1か所(というか3か所?)見つかりました。レーベル名が「CALIOPE」と記載されていて、本文でも2か所で「CALIOPE」と表記され…
8月26日の記事で紹介したNo.65のメシアンのジャケットの謎の写真について、ミューズの方舟のTさんから「火山の噴火と溶岩流出の夜景のように見えます」とのメールを頂きました。確かに、上半分が噴火、下半分が溶岩、といった感じもしますが、なぜそんな写真…
No.65「メシアン/聖霊降臨祭のミサ」 LPのジャケットは「外盤A級セレクション」掲載のものとは異なりますが、レコード番号(CAL 1927)は同一です。 今、ちょっと検索してみたら、本に掲載された物と同じジャケットの画像が見つかりました。以前から気にな…
No.62「プーランク」 不思議な、というか、コンサートホールのピアノとは一味も二味も違う音色です。 「高音はピーン、キーンと張り詰めた音で立ち上がりが抜群だが、決してメタリックにはならない」という通りの音が魅力です。「ふたをあけてマイクを突っこ…
No.61「トランペットとピアノ」 聴き始めてすぐ気になったのが、トランペットもピアノも右寄り(センターと右スピーカの中間よりやや右)に定位することでした。 長岡先生は「音像は小さいが、定位はセンター付近で絶えず上下左右に動く」と評しています。「…
前回はNo.59の紹介を書き出したところで、新発見にたどり着いたため、いささか興奮してしまいました。 改めてNo.59,60の感想です。 No.59「プロコフィエフ/Vn協奏曲」は、歪み感のない、非常に緻密で繊細な録音ですが、全体的にオーケストラが控えめで、ヴ…
No.59「プロコフィエフ/Vn協奏曲」 No.60「アレクサンドル・ネフスキー」 手持ちのNo.59は、長岡先生が紹介している盤(仏ERATO STU 70866)ではなく、再発廉価盤(仏ERATO EPR 15537)です。ただ、マトリクス番号(無音溝の部分に刻まれた識別番号)には「…
昨日の続きで「イオニザシオン」を2枚紹介します。 「ヴァレーズ」クラフト指揮/コロンビアSOメンバー(米 CBS 60286) 「ヴァレーズ」メータ指揮/ロスアンジェルス打楽器アンサンブル(英 LONDON 414 170-1) CBS盤は(P)1960,(C)1983。 60年以上前の録音…
No.57「打楽器の音楽」 No.58「デジタル・パーカッション」 久々のA級外盤ネタです。No.57は7月19日の記事で紹介済みですが、改めて取り上げます。 まずはNo.58。針を落としてすぐ、普通の録音ではないと感じました。音の、というか音場感のオーラが強烈に感…
No.56「エドガー・ヴァレーズ」 No.57「打楽器の音楽」 米ノンサッチの現代音楽シリーズの登場です。 No.56が(C)1972、No.57が(P)1974となっていますが、レコード盤のラベルのロゴマークが異なっています。No.56は小文字の「n」をデザインした初期のロゴ、No…
No.55「アイヴズ/コンコード・ソナタ」 これまで未聴だったレコードです。 「マイクはつかず離れず、蓋をあけて首を突っこむような録音ではないが、アタックは明快にキャッチされており、適度な力強さがあり、サロンで弾くピアノをわりと近くで聴く感じだ」…
No.54「サティの管弦楽曲」 盤質が良くないとされている米エベレスト盤ですが、私の手持ちのこのディスクは標準的な盤質です。 昔聴いたときは、ハイ上がりでうるさい印象でしたが、改めて聴くと「ハイエンドのサラサラとしたのびは他のレコードでは聴けない…
No.53「ニールセン/交響曲第5番」 前回の記事で紹介した「ディーリアスとブーランジェのピアノと室内楽」と同じ、英UNICORN-KANCHANAレーベルによる、シュミット/LSOによる交響曲全集(全6曲)の1枚ですが、1番を除く5曲が手持ちにあります(2番が2…
No.51「ドビュッシーの室内楽」とあわせて「ディーリアスとブーランジェのピアノと室内楽」(英UNICORN-KANCHANA DKP9021)を紹介します。 7月4日の記事で最後に紹介した「ディーリアス/管弦楽曲集」と並んで出てきたレコードですが、No.51と共通点が多いデ…
4月20日付けで開始した「外盤A級セレクション」試聴シリーズですが、ようやく第1巻の折り返し点に到着しました。 No.50「マーラー/交響曲第3番」 レコードをターンテーブルに乗せ、針を下ろすと、、、3番の冒頭主題が流れてきてビックリ!? いえ、それ…
No.48「グリーグ/交響的舞曲集」 昨年亡くなったマリス・ヤンソンスの初期(30代後半)の録音であることに、今回初めて気付きました。(P)1981とクレジットされていますが、こちらのディスコグラフィのリストにも載っていませんから、最初期の録音ではない…
6月6日以来のA級外盤ネタになります。 No.46「チャイコフスキー/交響曲第4番」 No.47「チャイコフスキー/1812年」 米テラーク盤の他、国内盤(日本フォノグラム)もありますので、あわせて試聴しました。 No.46は、音の厚み、広がり、奥行き感等、実に見…
No.43「サン・サーンス&レスピーギ」 「前奏が終わるとオルガンをバックにテナーのレシタティーフが入るが、実に朗々と響く艶のある声」とありますが、私の装置では妙なクセのある声となりました。 また装置トラブルかと思い、オーディオチェックCDをかけて…
No.40「ラインの黄金」 このディスクを初めてかけた時「第1面冒頭の40Hzの重低音の圧力」に圧倒された記憶があります。 当時住んでいた公団マンションに備え付けられたクローゼットの薄いスチール製扉が共振し、盛大なビビリ音が発生したため、裏にブチルテ…
No.37「ウェーバー&フランク/フルートソナタ」No.38「シューベルト/VnとPfの音楽」 楽器の違いはありますが、共通点の多い録音です。 メイン楽器のフルートやヴァイオリンは、これみよがしな強調感はないものの、非常に美しい音色で存在感をしっかりと示…
No.35.36「ベートーヴェンのピアノソナタ」 いずれもフォルテピアノによる演奏ですが、No.35のノンサッチ盤は復元楽器、No.36のアストレ盤はオリジナル楽器を使用しています。 現在のシステムは、No.36の厚みのある低音には向いていますが、No.35のスピード…
昨日(5/10)はA-2000の調子も良く試聴が進みました。No.32「モーツァルト/Fl&Hp協奏曲」フルートもハープも輪郭がはっきりせず、焦点の定まらない音、と思いながら聴いているうちに、思いがけない出来事が!フルートやハープの音像に徐々にピントが定まる…
昨日(5/10)の試聴の続きになります。No.33.34「モーツァルト/ピアノフォルテ作品集」アストレとアクサン、対照的な録音で、これまでの自分の聴き方からすると、「アクサンは痩せ気味で時にヒステリック。アストレの厚みのある音の方が、誇張があるにせよ…
ヤマハA-2000をプリアンプとして、騙し騙しの試聴を続けます。昨日(5/10)は以下の3点No.28「ハイドン/ツィンガレーゼ」多分未聴だったディスク。これは仏HMとしてはネアカなサウンドで、楽しめる録音です。ただしBGM的な曲なので、両面通して真剣に聴く…
腰の状態がマシになってきたので、連休最終日の昨日(5/6)、A-2000の設置を行いました。まずはチューナーでの音出し確認に成功!CDの再生もクリア!!アナログ再生(MC)もOKでした!!!夕食後に本格試聴開始。カートリッジはもちろんMC-L1000。手始めはキ…