ばっかすの部屋

趣味や関心ごとに関する身辺雑記をチラシの裏に書き散らす。 そんな隠れ家「ばっかすの部屋」

踏んだり蹴ったり(A級外盤No.48)

No.48「グリーグ/交響的舞曲集」

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昨年亡くなったマリス・ヤンソンスの初期(30代後半)の録音であることに、今回初めて気付きました。(P)1981とクレジットされていますが、こちらのディスコグラフィのリストにも載っていませんから、最初期の録音ではないでしょうか。

ちなみに、ジャケット裏では1944年生まれと紹介されていますが、Wikipediaでは1943年1月14日生まれとなっています。

 

一聴してハイ上がりで神経質、フォルティッシモではヒステリック。私好みの録音ではありません。

「もう一歩でガラスの破片が突き刺さるような感じになるところを踏み留まったような鳴り方で、再生は意外と難しい」とありますが、私はもろに踏んづけてしまったようです。

前回の続きでMC ERのまま試聴を開始していたのですが、MC-L1000に戻した上でEQカーブを切り替えたりしてみても印象はあまり変わりません。

 

A面の「交響的舞曲集」は曲も単調で、4曲聴いていると飽きてきましたが、4曲目で「都の西北」のテーマが出てきてビックリ!?

B面の3曲の方が音楽的にまとまっていて鑑賞に耐えると思います。最後の「ゆりかごにて」はヒステリックなところがなく、落ち着いて聴けました。