昨日(5/10)はA-2000の調子も良く試聴が進みました。
No.32「モーツァルト/Fl&Hp協奏曲」
フルートもハープも輪郭がはっきりせず、焦点の定まらない音、
と思いながら聴いているうちに、思いがけない出来事が!
フルートやハープの音像に徐々にピントが定まるとともに、
オケが背後で距離をとって広がる様子が見えてきたのです!
ちょうどステレオグラム(両眼立体視画像)を眺めているうちに、
突如隠されていたパターンが明瞭に浮かび上がるかのようです。
この状態で聴いていると、ホールの最前列中央に座り、
低めのステージ上にいるソリストをやや見上げているような臨場感があり、
ホールの広さや形も残響の様子から見えてきます。
こういった描写は、長岡先生の記事で何度となく記されており、
私もそういう聴き方をしているつもりでしたが、全然次元が違います!
「これが正しいステレオ再生だったのか!」
1984年に初めてHiFiといえるシステム(A-2000を含む)を揃えて以来、
35年を経て、ようやくステレオ再生の入口に辿り着けたというのでしょうか?
今までミューズの皆さんの前で偉そうに話していたのが恥ずかしくなってきます。