ばっかすの部屋

趣味や関心ごとに関する身辺雑記をチラシの裏に書き散らす。 そんな隠れ家「ばっかすの部屋」

音楽

棚あげ

8月1日の記事の続きです。「寝室にCD棚を増設しようと思いますが、一体どこに???」。 1500mmの板材と430mmの板材(各4枚)を、端を揃えて貼り合わせ、、、 貼り合わせた板材を、さらに互い違いに貼り合わせることで、、、 1930mmの板材が2枚出来上がりま…

棚ざらし

手持ちのCDは1万枚以上あると思います。 部屋に合わせたラックを自作して収納していますが、購入が続くと溢れ出します。 リスニングルームの収納スペースが尽きたため、数年前に寝室に増設しましたが、こちらも溢れ出しています。 というわけで、寝室にCD棚…

巨頭邂逅

立花隆さんが、4月に亡くなっていたと報じられました。時の首相を退陣に追い込んだ「田中角栄研究〜その金脈と人脈」を書いた人物として、当時中学生だった私にもその名が刻み込まれているという、超一流のジャーナリストです。まとまった著作を読んだことは…

聴かないCD 聴けないCD

6月4日の記事で取り上げた再生不良CDを、DVDドライブにかけてみましたが、、、 CDの作品情報は検索できましたが、、、再生するとやはりノイズが出ます。 CDの音声データ(AIFFファイル)を直接USBメモリにコピーしようとしましたが、、、途中でエラーが出て…

目にはさやかに

ブルックナーを聴きたくなり、ジュリーニ/ウィーン・フィルの第9番(独グラモフォン 427 345-2)を10年以上ぶりに取り出しました。 CDプレーヤにかけると、きちんとTOCを読み込んでトータルタイムを表示し、プレイボタンを押せば再生を始めます、、、が、…

THREE PIECES

同一音源別ディスクの同時比較試聴の第2弾は、5月16日の記事でも取り上げた「ABBEY ROAD」です。先に紹介した東芝EMI盤(CP-35-3016、写真中央)の他に、エコー・インダストリー盤(BC-2012、写真左)と第一企画盤(OB-1005、写真右)の2種が手元にありま…

薄味好み

昨年6月に、立て続けに2台購入したCD-P650-R 。これまで1台目を使い続けて来ましたが、保証期間の1年を過ぎる前に、2台目に交換しておくことにしました。 とりあえず、2台目をADプレーヤの上に置いて、動作を確認します。特に問題はないようです。 「そ…

銀色の鉄槌

ハスラーのボディ修復第4弾です。またまた新たなデントリペアツールを取り寄せました。 「スライドハンマー」(sliding hammer)という、対象を「叩く」「押し込む」のではなく、「引っ張り出す」用途のハンマーです。ホットグルーでボディに接着したプラス…

タケミツと日本刀(A級外盤No.140)

最近、こんな本を入手しました。 吉田秀和: 孤高不滅の音楽評論家 (KAWADEムック 文藝別冊) 奥付には「2019年5月30日発行」とありますので、2年前に出版されたようですが、私が知ったのは最近です。まだ読み始めたばかりですが、この稀代の音楽評論家を巡る…

水の春

2月21日の記事で紹介した斉藤由貴さんのCDは到着しています。 CD-BOXも1を開封して聴き始めていますが、まずは「水響曲」をレビューします。「完全リマスタリング」を謳うオリジナルバージョン盤が付属する初回限定盤を購入しましたが、とりあえずは新録音…

遠い春

昨年2月21日に武蔵野市民会館で行われた「ダナエ・デルケン ピアノ・リサイタル」を最後に、コンサートに行かなくなって丸1年となりました。年に100回以上、時に200回以上コンサートに通っていた私には、予想だにしなかった事態(まさに緊急事態)が続いて…

ぴあの様 ようつべ様

2月13日の記事で、1982年にミュンヘンで開かれた「ピアノ・サマー」におけるコリアとグルダ、コリアとエコノムのピアノ・デュオのレコードを紹介し、コリアとエコノムの演奏はYouTubeで公開されていると紹介しましたが、なんとコリア、グルダ、エコノムの3人…

酔狂曲

yahooニュースで、今日2月21日に斉藤由貴デビュー35周年記念のセルフカバーアルバム「水響曲」が発売されることを知りました。 デビューシングル「卒業」の発売日、1985年2月21日に合わせてということですが、だとするとデビュー36周年になってしまうような…

真昼の太陽

1月28日に紹介した、A級外盤No.87「ソロ」(℗1979)は、ECMレーベルにおけるジスモンチ3枚目のアルバムでした。その前年に発表された2枚目のアルバムがこちらになります。 「SOL DO MEIO DIA」(独ECM 1116) 長岡先生は「ソロ」のジャケットについて、「薄…

果報は寝て待て

前回「一晩休めば、なかったことになると信じて、布団にもぐりこみました」と締め括りましたが、まさに「信じる者は救われる」。翌日、レコードに針を落とすと、再び左チャンネルからも音が出るようになっていました。 一本目のMC-L1000も、時々片チャンネル…

天井の音楽

健康診断の血液検査でPSA値というものが測定されます。前立腺癌の検出指標で、4.0以上で要注意と判定されます。 2016年の市の健康診断で6.0と出たため、大学病院で数ヶ月毎に経過観察を行うことになりました。その後、2018年に10.0を超え、2019年からは20.0…

◯と△の歌

と言っても、武満徹の作品ではありません。11月9日の記事で取り上げた「鼓童」と、11月4日の記事で取り上げた「冨田勲」の因縁についてです。 左の写真は、鼓童の4thアルバム(CDとしては2枚目、国内盤CDとしては1枚目)の「UBU-SUNA 産土」ですが、このラ…

櫓の上で

八木節歌詞タイトルシリーズも最終回となります。 櫓の上といえば太鼓、というわけで「KODO(鼓童)」(米Sheffield CD-KODO)で締めましょう。 1985年3月17日、L.A.の20世紀フォックスにて収録。公式HPのディスコグラフィーによると、鼓童の3rdアルバムで、…

四角四面の

今回も、本日のタイトルに合わせてソフトを紹介、、、といっても、LPでもCDでもジャケットは四角だと言い出したら、何でもよくなってしまいますので「四角ピアノ」で行きましょう。 「バーチャル・ハイドン」(香港 NAXOS 8.501203) ハイドンの鍵盤独奏曲全…

毒きなこ

昨日の記事で紹介したバッハ大全集のBOXですが、実は恐怖の座布団が仕込まれていました。クッション材のスポンジです。 レコードのガタつき防止のために入れてあるのでしょうが、経年劣化でボロボロになると、BOXの中がスポンジ粉だらけの悲惨なことになりま…

SM趣味

レコード棚を物色していたところ、こんなディスクを発掘しました。 J.S.バッハ/無伴奏ヴァイオリンソナタ&パルティータ ヘンリク・シェリング(Vn) 仏CBS 78317 一度聴いたか聴かないか(おそらく未聴)という3枚組。BOXの番号はCBS 78317ですが、各レコ…

風前の灯火

少々衝撃的なニュースが出ました。「米国の音楽ファンは2020年上半期にCDよりもアナログレコードを多く購入」だそうです。 もちろん、アナログ需要が増えたわけではありません。一般の人のCD需要が、ニッチなアナログマニア需要にも及ばなくなったということ…

イオン化傾向

昨日の続きで「イオニザシオン」を2枚紹介します。 「ヴァレーズ」クラフト指揮/コロンビアSOメンバー(米 CBS 60286) 「ヴァレーズ」メータ指揮/ロスアンジェルス打楽器アンサンブル(英 LONDON 414 170-1) CBS盤は(P)1960,(C)1983。 60年以上前の録音…

謎盤ディーリアス

7月4日の記事で紹介したディーリアスの管弦楽曲集ですが、色々と謎が秘められていました。 ジャケットの背に「DELIUS ORCHESTRAL WORKS」と記されており、これがタイトルとなるようですが、ジャケットの表裏やレコードのラベルには「Delius」としか記されて…

夭折の百合(A級外盤No.51)

No.51「ドビュッシーの室内楽」とあわせて「ディーリアスとブーランジェのピアノと室内楽」(英UNICORN-KANCHANA DKP9021)を紹介します。 7月4日の記事で最後に紹介した「ディーリアス/管弦楽曲集」と並んで出てきたレコードですが、No.51と共通点が多いデ…

ビフォー ←→ アフター(継ぐのは誰か 4)

引き続きヘッドアンプCX-1の試聴です。 さだまさしやグレープのアルバムを引っ張り出した時に、その並びから出てきたのがこれ。 聖子ちゃんの「Canary」「TinkerBell」とマリーンの「MyFavoriteSongs」です。 いずれも私のポップス系リファレンスCDなのです…

グレープに秘伝のソース(継ぐのは誰か 3)

ヘッドアンプCX-1の試聴です。 A級外盤を何枚かかけてみましたが、悪くはありません。が、何か物足りない。 というか、落ち着かない? 聴きやすいといえば、聴きやすいのですが、、、 CX-1をスルーにして、A-2000のMC受けと聴き比べると、やはり違います。 …

読み解く力 2

5/22の記事で紹介した、ベートーヴェンのピアノソナタ第32番の自筆譜と印刷譜です。 上が自筆譜(No.36のジャケット写真)、下が印刷譜(Dover社)です。 印刷譜の1段目の3小節目から4段目の1小節目までが自筆譜の該当部分となります。 私は、自筆譜と印…

謎の音色

近所を散歩していたら、住宅の中からヴァイオリンが奏でる「歓喜の歌」のメロディーが聴こえてきました。 立ち止まって聞き耳を立てていると、テンポは危うげですが、音程や音色はしっかりしています。 ということは鍵盤楽器かな? だとしたらオルガン? 鍵…

盤歴50年?

レコード芸術6月号の特集「私のベートーヴェン ー 百人百様の音盤体験」で、濱田滋郎さんが「レコード愛好歴70年におよぶ人間には、やはりそれらしい選択を許していただきたい」と記しています。1935年生まれということなので、15歳の頃からの盤歴ということ…