ばっかすの部屋

趣味や関心ごとに関する身辺雑記をチラシの裏に書き散らす。 そんな隠れ家「ばっかすの部屋」

◯と△の歌

と言っても、武満徹の作品ではありません。11月9日の記事で取り上げた「鼓童」と、11月4日の記事で取り上げた「冨田勲」の因縁についてです。

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左の写真は、鼓童の4thアルバム(CDとしては2枚目、国内盤CDとしては1枚目)の「UBU-SUNA 産土」ですが、このライナーノーツに「冨田勲鼓童”を語る」が掲載されています。文末に「冨田勲(談)」とあり、文字通り冨田氏の語り下ろしらしく、冗長な言い回しが多い読みにくい文章となっています。そのせいか、わざわざ「1988年6月26日、東海道新幹線車中にて」との断り書きまで添えてあります。原稿を書く暇も、まともに取材する暇もないほど忙しかったのでしょうか。

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録音は「1988年5月23&24日、佐渡両津市民会館」とあり、シェフィールド盤1stCDの3年後となりますが、こちらの方が音の輪郭が明確となり、和太鼓らしいサウンドに感じられます。

そして6年後の1994年には、鼓童with冨田勲「ナスカ幻想」がリリースされます。

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鼓童の山口幹文氏のライナーノーツに「今回はがらりと方針を変え、ヘッドフォン・ステレオやCDラジカセでもお楽しみいただけるよう編集しました」とある通り、スピーカーに優しい録音、リスナーにわかりやすい音楽です。

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冨田氏による「今回のアルバムについて」と「曲目について」の解説文は、またしても「冨田勲(談)」となっています。そんなに忙しいのなら、こんなくだらないCD作らなければいいのに、、、と思うのは私だけですね。スイマセン。

 

11月2日の記事から4回続いた八木節シリーズを書き始めた時は、冨田勲鼓童の関係など全く気づいておらず、「UBU-SUNA 産土」や「ナスカ幻想」が手元にあることも記憶になかったのですが、こうして見事にネタが繋がったのもシリウス星人のお導きとしか考えられません。

「◯と△の歌」は手元にありませんが、歌声は聴こえてきます。

   太鼓ハマルイゼ
   バミューダハ三角ダゼ