郵便配達で荷物が届きました。何かと思ったら、、、5月12日の記事で発注を報告したアンプのようです。5月4日に発注したものですが、5月5日にAliExpressから支払完了を知らせるメールが届いた以降は何の連絡もありませんでした。AliExpressのMyPageを時々チェックしていると、5月14日頃にFedex扱いで発送された状態となったのですが、示されたFedex IDを追跡しても「該当IDなし」が続くという状況でした。「本当に送ったのかな?」と半信半疑だったところへ、5月20日にいきなり届いたのでびっくりした、という経緯となります(ちなみにFedex IDは、いまだに「該当なし」の状態です)。
かなりくたびれた外箱ですが、一応ロゴマークが入っています。
開梱すると、機材に合わせたサイズの緩衝材でそれなりに保護されていて、Nobプリの梱包(本体にラップを巻き、エアキャップでくるみ、適当な段ボール箱に入れ、テープでグルグル巻きにした梱包状態)とは格段の差があり、一安心?
中身はアンプ本体と3P電源ケーブル(と送り状)のみで、例によって取説や保証書などはありません。
サイズの割に重みがある、しっかりとした筐体です。高級感はありませんが、それなりに手間のかかった質実剛健さがあり、悪くありません。
AliExpressの商品紹介写真と比べると、フロントパネル左上のブランドロゴが、紹介写真は「Breeze Audio」、実物は「BRZHiFi」と、名称もデザインも異なっています。名称が変わったのか、パクリなのか、調べてみてもよくわかりませんが、この程度のことで驚いているようでは中華アンプに手は出せません。
フロントパネル右上に「AC 110V」というシールが傾いて貼られていますが、リアパネルのACインレットには「AC : 100 - 120V」と表示してありますので、問題ないハズです。
リアパネルには、RCA入力3系統、スピーカ出力1系統、3P ACインレット1口が並んでいます。それほど高級な端子ではありませんが、金メッキは施されています。
裏返して底面を見てみましょう。四隅のゴム脚の他に、トランス固定用の六角ボルトが大胆に頭を出しています。ゴム脚を交換する場合は、このボルトより厚みのある脚が必要となります。
一通り観察が終わったところで、CDプレーヤとスピーカを接続して、動作チェックを行います。新しい装置を導入した時の柿落としは、グールドの「ゴルドベルク変奏曲」と決めています。
電源スイッチを入れると、10秒ほど後に「カチッ」とリレーの入る音がしました。スピーカ保護回路が備わっているようです。CDを再生させて、ボリュームを上げると、、、音が出ません。さらにボリュームを上げていくと、、、「ビー・・・」というノイズが聴こえてきました。「!?!?!?」
CDプレーヤは「1」の表示があるRCA入力端子に接続し、セレクタノブは1番左に回し切ってあります。セレクタノブには位置を示すマークはついていませんが、上から順に「1」「2」「3」と表示がありますから、左に回し切ったところが「1」のハズです。
試しにセレクタを右に回し「2」「3」と順に合わせても、やはりビーノイズしか聴こえません。実はこのセレクタ、Nobプリ同様4ポジション選べるようになっていますので、さらに右に回して「4(仮)」に合わせると、、、グールドの鼻歌が聴こえて来ました!
調べてみると、セレクタを右に回し切った時に入力端子「1」が選択され、そこから左に回していくと順に入力端子「2」「3」が選択され、左に回し切った位置はどの入力にも対応していない、となっていました。まったくもって、人間工学的に考え抜かれた、ユーザフレンドリな仕様に驚かされます。虹色に輝く「合格証」はダテではないようです。
一方、ビーノイズの方は、CDプレーヤを接続した状態で再生を止め、ボリュームを上げた場合は聴こえません。試しに空いている入力端子にショートピンを挿してみると、ノイズはピタリと止まりました。入力ポジション「4(仮)」のノイズは対策のしようがありませんが、まぁこんなところで良しとしましょう。
とりあえず音が出ることが確認できましたので、Burn-in CDをリピート再生にして、本日の報告は終わりといたします。