Nobsoundのプリアンプ(Nobプリ)の概要を紹介します。
3RCA入力、1RCA出力のプリアンプですが、機能は入力切換と音量調整のみ。
従ってフロントパネルも、中央に電源スイッチとパイロットランプ、左に入力切替ノブ、右にボリュームノブと、いたってシンプルです。
リアパネルも入出力のRCA端子と3P電源インレットのみ。インレットにはAC110Vを示すシールが貼ってありますが、RCA端子にはなんの表示もありません。
4組のRCA端子のうち、背面中央に配置された1組だけは他と離れた位置にあるため、これが出力端子であろうと推察できます。
背面左側に配置された3組のRCA端子と入力切替ノブのポジションの対応は、つないでみないとわかりませんでしたが、入力切替ノブを左側に回し切った状態から順に、正面から見て左側・中央・右側のRCA端子(背面から見た場合は右側・中央・左側)に対応していましたので、直感的な対応をしているといえます。
なお、RCA端子は上が右chを示す赤、下が左chを示す白に色分けされており、一般的な配置(上が白、下が赤)とは逆となっています。
入力切替のポジションは、なぜか4つあり、ノブを右側に回し切ったポジションはどの入力にも対応していないという、謎の仕様となっています。
それ以外は、取説などなくても操作に迷う心配はありません。
フロントパネルやノブ、筐体は質感の良いアルミ製で、堅牢感があります。
RCA端子も金メッキの本格的なものが採用されています。
ボリュームノブの回転も、高級機なみのネットリとした適度な抵抗感があります。
電源スイッチは小型のトグルスイッチで、耐久性に不安を感じさせます。
全体としては、価格をはるかに超えた上質な造りといえます。
さて、音質はいかに?(続く)