ばっかすの部屋

趣味や関心ごとに関する身辺雑記をチラシの裏に書き散らす。 そんな隠れ家「ばっかすの部屋」

根本治療

3月21日の記事抜本的な対策が必要」としたAIYIMA A07ですが、入力段のオペアンプ (NE5532)が交換可能となっています。

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stereo誌付録のLXA-OT1やLXA-OT3では、オペアンプ を「MUSES 8920D」に交換して好結果が得られていましたので、A07でも試してみることにします。

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A07に装着されているNE5532は、下の写真のようにコンデンサに囲まれているため、アンプチップとソケットの間に精密ドライバを差し込んで、チップを浮かび上がらせながら引き抜く、という技は使えません。

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そこで登場するのが「DIP-IC 引き抜き工具」。チャチな作りですが、威力抜群。多少コンデンサを押しのける必要はありましたが、一度チップを挟んでしまえば、あとは力を加減しながら引き抜くのに困難はありませんでした。今回の対策は、この工具なしには成立しなかったと断言できます。

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引き抜いた後は、MUSES 8920Dを工具に挟んでソケットにあてがい、爪楊枝の先でチップの脚を整えながら押し込んで換装完了。

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効果はてきめんで、中高域につきまとっていた「気に障る音」が解消されました。ようやく聴き続ける気になる音になりましたので、しばらく鳴らし込んでみることにしましょう。

 

オペアンプ と工具は、4月5日に慈恵医大病院の帰りに秋葉原に寄って購入しました。前立腺癌については3月21日の記事で「3月29日にPSA検査を行った上での診断を受ける」と報告していましたが、その結果はPSA値40.56と過去最大となり、ニンニク断ちの効果はありませんでした。念のためCT撮影を行ったところ、転移は認められないということでした。PSA値の高さ(かなり悪い)と他の検査結果(それほど悪くない)の乖離が悩ましいという状況が続いてはいますが、「小線源療法」を前提としたホルモン療法を開始しました。

男性ホルモンを4週間抑制する注射を4月5日に受け、次いで12週間抑制する注射を5月11日に受け、前立腺癌の増殖を十分に抑え込んだところで、9月8日に本番の「密封小線源治療」のため入院する、というスケジュールです。こちらの対策もうまく行ってもらいたいものです。