AIYIMA A07導入に備えて「YFF 24K金メッキバナナプラグ」という、中華製バナナプラグを購入していました。「YFF」はブランド名のようで、会社名は「深セン市 並外れた音 テクノロジー株式会社」と印刷されています。「プロのスピーカー機器接続端子メーカー」だそうですが、ググってもよくわかりません。
「24kゴールド純銅金メッキヘッドプラグ」「アルミメタルシェル」と、高級(そうな)仕様を謳っていますが、確かにプラグ、シェルともしっかりとした金属製です。
イモネジ1本でケーブルを接続する方式となっていて、「外径4 mm以下のケーブルコアには、12 - 18 AWGのスピーカーとケーブルを使用します」(原文ママ)ということです。AWG(American Wire Gauge)の規格表を見ると、AWG12は外径2.053mm、3.309SQ相当、AWG18は外径1.024mm、0.8226SQ相当となりますが、1.2φ単線を接続してシェルを装着しようとすると、イモネジの頭がシェルに干渉してプラグにねじ込むことができません!
下の写真の上のプラグのイモネジの頭の位置が、シェルを通せるギリギリの高さなのですが、1.2φ単線を接続した場合、そこまでイモネジを締め込むことはできないのです。恐らく締め付け幅が1.0mm以上となるケーブルでは、シェルを取り付けられないでしょう。
仕方がないので、シェルに巻かれているLR識別用の黒赤ゴムリングを取り外して、裸のプラグに装着することにします。
A07のスピーカ端子は、太めのケーブルを通すことも、強力に締め付けることも困難な、チャチなものです。バナナプラグ使用が前提ということでしょう。
ところで、YFFのバナナプラグを挿入してみると、スピーカ端子の締め付けネジの有無で、プラグを差し込める深さが異なることに気付きました。当然、深く差し込める方が接触が安定するはずです。プラグの形状にもよると思いますが、YFFプラグの場合は締め付けネジを外す方が良いようです。
以上の検討の結果、以下のような接続状態となりました。
音もシッカリとした気がしますので、大成功のようです。