最近、オーディオネタが滞っています。A級外盤ネタにいたっては6月24日の記事が最後(試聴記事は5月3日が最後)というありさまです。これはひとえに、リファレンスのパワーアンプが定まらないからに他なりません。
8月に到着した「B 933」アンプですが、どうにも「聴こう!」という気にさせてくれません。「今日は暑いから」とか「今夜は眠いから」とか、理由をつけて聴くのをためらわさせるという、不思議な力を持つアンプのようです。
ただ、それなりの物量投入が認められる内部を見ると、4月に見切りをつけたAIYIMA A07よりは、もう少しできる子のような気もします。
そんな生暖かい目で中身をシゲシゲと眺めていると、ひとつ気になる部分がみつかりました。RCA入力の配線です。赤白2芯の細めのシールド線が使われているのですが、1本のケーブルを途中で剥いてRch端子に赤芯とシールド線をはんだ付けし、残る白芯とシールド線をLchにはんだ付けしています。
このケーブルが、Rchの基盤をくぐってボリューム入力に配線されています。つまり、この間の配線は+(ホット)は芯線、−(コールド)は網線と線材が異なり、かつ、−はLR共通で伝送していることになります。そして、ボリューム出力からLR基板の入力への配線にも同じシールド線が用いられていますが、こちらは+は赤芯線、−は白芯線と網線で配線されています。
こういった配線の仕方が一般的なのかどうか、アンプ自作などしたことのない私にはわかりません。しかし、
・配線を途中で剥いて強引に引き回す
・+は芯線、−は網線で伝送する
・−をLR共通で伝送する
・ボリューム前後でケーブルの使い分けが異なる
といった点は、単純長岡派としてはどうも引っかかります。
プリアンプを使いますから、パワーアンプのボリュームは不要です。これらの配線を外して、RCA入力端子と左右アンプ基板入力を直結したら、何かいいことがあるのではないでしょうか!?
(つづく?)