ばっかすの部屋

趣味や関心ごとに関する身辺雑記をチラシの裏に書き散らす。 そんな隠れ家「ばっかすの部屋」

浪漫的

コロナの5類移行により、ホールでのマスク着用の義務がなくなったようなので、2021年の12月以来、一年半ぶりにコンサートに行って来ました。隣の市の市民オーケストラです。

アマオケは基本的に無料でないと聴かないことにしていますが、ブルックナーをやるとなると話は別です(と言っても1,000円が限度ですが、、、)

初めて聴く団体ですが、定員667名の小ホールとはいえ、ほぼ満席の盛況でした。ちなみに、私も演奏中以外はマスクをしましたが、ほとんどの人は常時マスクを着用していました。

さて、演奏の方ですが、前プロのグリーグは独奏者のテクニックに限界が感じられ、早めのパッセージでは音を並べている感じになってしまい、音楽全体の流れが滞りがちです。緩徐楽章ではそれなりの雰囲気を醸し出していましたが、全体としてはイマイチでした。でも、独奏アンコール(「ペール・ギュント」の「朝」)は良い感じでした。

メインのブル4も期待薄かな、、、と思ったのですが、これがなかなかどうして!! 冒頭のホルン・ソロこそ出端から裏返ってしまいましたが(これはまぁ、お約束?)、キビキビとした早めのテンポの指揮に、しっかりと応えようとするオケに、思わず聴き入ってしまいました。

重厚長大とは対極のブルックナーでしたが「4番ならこれもありかな?」という演奏で、十分に満足できました。