ばっかすの部屋

趣味や関心ごとに関する身辺雑記をチラシの裏に書き散らす。 そんな隠れ家「ばっかすの部屋」

B-Day

今日6月29日は「ビートルズの日」だそうです。ビートルズが1966年に初来日した日に因んだということなので、日本独自企画となります。

というわけで、最近入手したCDボックスをご紹介。「THE BEATLES  ROCK'N' ROLL MUSIC  LIVE & RARE 1962 - 1966」という、その名の通り、ビートルズ初期の放送音源やライブ音源の寄せ集めです。10枚組の紙ジャケットは、それぞれ異なる写真を使用した凝ったもの。

オープンリールを模したCDのデザインもシャレています。

年代順に全260トラックが収められていますが、同じ曲が繰り返し登場します。10枚目の最後に1966年6月30日夜と7月1日昼の武道館公演が収められているのですが、これも全11曲からなる同じプログラムの繰り返しとなっています。

開幕を告げるE.H.エリックのMCに始まる、全11曲、30分ほどの短いステージですが、ジョージ(If I Needed Someone)やリンゴ(I Wanna Be Your Man)がソロを取る曲や、日本で6月15日にリリースされたばかりの新曲(Paperback Writer)を交えるなど、それなりに考えられたプログラムといえるでしょうか。6月30日分には、終演を告げるMCも収められています。日本テレビが収録・放送したものが音源と思われますが、音質は劣悪です。

ビートルズ・ライヴ大百科」(マーク・ルイソン著、我妻広己訳)という本にはビートルズがツアーを今後いっさいやめると決意することになる一連の出来事が始まったのも、この日本でだった」とあります。

事実、この年の8月29日に行われたサンフランシスコ公演を最後に、ビートルズはコンサート・ツアーを行わなくなります。そういう意味でも日本公演は「最初で最後」だったと言えそうです。