ばっかすの部屋

趣味や関心ごとに関する身辺雑記をチラシの裏に書き散らす。 そんな隠れ家「ばっかすの部屋」

ノイズも音のうち

先週開かれたミューズの方舟のオンライン定例会で、「ラズベリーパイをベースとしたハイレゾオーディオシステム」を紹介した会員のYさんが、「ノイズを撒き散らすスイッチングACアダプタは使わず、トランス電源を使用している」と解説していました。

そう言われて気になったのが、AIYIMA A07の電源です。32V/5Aという大出力のスイッチングACアダプタですので、ノイズも多そうです。というわけで、パナソニックのポータブルノイズ探知機「R-P30」でチェックしてみました。

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アダプタ本体は、CDプレーヤとADプレーヤの間の隙間に置いてありますが、

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NHK-R1に同調させたR-P30をアダプタ本体の上に置くと、A07のスイッチのON/OFFに関わらず大きなノイズが検知されます(ON/OFFでノイズの状態は変わります)。アダプタ本体からACケーブルを抜くと、ノイズは解消されます。

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スイッチをONにしたA07本体の上にR-P30を乗せると、音声が全く聞こえなくなるほどの妨害波が検知されます。フォノイコライザ「GK06SPa」の上でも、電源の24V/0.25AのACアダプタをONにすると、かなりの妨害波が検出されます。

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いずれにせよ、アダプタ本体はアンプやプレーヤからできるだけ離れた場所に置いた方が良さそうです。というわけで、CDプレーヤとADプレーヤの間から、CLDプレーヤの隣に移動させました(下左の写真の赤丸から、下右の写真の赤丸に移設)

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下左の写真の下部のテーブルタップの左端に刺してあるのがフォノイコのアダプタ、その上のラックに置いてあるのがA07のアダプタです。サイズの違いがよくわかります。

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ここで、100円ショップで購入したアルミ板を取り出し、ちょっとした実験をしてみましょう。

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CLDプレーヤの上にR-P30を乗せ、アダプタとの間にアルミ板を立てかけて見ると、妨害波の影響が低減することが確認できます。

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プリアンプとA07の間にアルミ板を立てかけても、効果がありました。

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アルミケースで覆われた装置は、妨害波からシールドされているであろうことが確認できたところで、今回の小細工は終了とします。