AIYIMA A07の動作確認で浮かび上がった問題点のひとつ、「ボリュームを回す時に擦れて軋むような音がする」の対策を検討しました。
ボリュームノブは、ボリューム本体の軸に差し込んであるだけで、引っ張ると簡単に外れます。このノブが一番奥までキッチリと差し込まれた状態だと、ノブとフロントパネルが一部接触して、擦れ音が出るようです。ノブを少し引っ張り出した状態にすると擦れ音はしなくなります。ノブの軸穴の奥に詰め物をすれば良さそうです。
というわけで、ダイソーの「粘着タック」の登場です。ポスターなどをテープやピンを使わずに壁に貼るための粘着剤ですが、充填や制振用途にも重宝します。ノブの軸穴に適量詰め、周囲のデッドスペースにも充填したところ、5.25グラムから9.80グラムへと、87%の増量となりました。
ノブをボリューム軸に戻し、グッと奥まで押し込んだ状態でボリュームを回しても、擦れ音は出なくなりました。再生音にも落ち着きが出てきたような気がします。大成功と言えそうです。
なお、アンプ本体のカバーが外してあるのは、ノブの擦れ具合を確認するためにフロントパネルを外す必要があるかと思ったためです。せっかくですので内部写真をご披露します。カバーを外すとアンプ側面の封印が解かれるようになっていました。これで返品や保証は受けられなくなったようです。