ばっかすの部屋

趣味や関心ごとに関する身辺雑記をチラシの裏に書き散らす。 そんな隠れ家「ばっかすの部屋」

余命一ヶ月

レコード芸術の6月号が発売されています。

4月3日の記事で触れましたように、来月発売の7月号での休刊が発表されておりますので、余命一ヶ月ということになります。

高校時代から図書室で目を通すようになり、就職した1984年4月からは講読するようになって現在に至りますので、45年以上の腐れ縁となります。

マンネリともいえる誌面でしたが、最近は毎月の特集や、片山杜秀さんの「レコード小説」、沼野雄司さんの「トーキョー・シンコペーション」といった連載で、これまでにない切り口の内容が掲載されるようになり、個人的には充実を感じるようになって来たところでの、突然の休刊の報に、喪失感がジワジワと湧き上がってきています。

片山さんの「レコード小説」は偶数月号での連載ですので、多分今号の「第二十一回 番外篇 神楽坂のいちばん長い日」で終了となるのでしょうが、レコ芸休刊を大日本帝国の終焉になぞらえて徹底的にネタにしており、お見事です。本ブログでも何度か取り上げましたが、私の青春時代?のレコード店巡りを思い起こさせる「怪作」が未完に終わることは、まことに残念です。

「次号予告」を見ると、「〔特集1〕はじまりのシンフォニー 交響曲第1番コレクション(仮)」「〔特集2〕マイ・ヘビロテ・ディスク わが心の一枚(仮)」など、特に最終号を意識した内容にはなっていませんし、「定期購読のお申し込み」の案内まで掲げられているのですが、、、