9月25日の記事で取り上げた「レコードえんま帳」の付番ミスは、MOOK化の広告をきっかけに発覚したものでした。一方、連載中から堂々と付番ミスが続いた例があります。「BS fan」誌に掲載されていた「AVの神様 長岡鉄男の なんだ、これは」です。
1997年10月号の記事には「連載(53)」と付されています。
この1997年10月号から1998年2月号までの5回分のタイトル部分を以下に示します。
ちょっと見にくいですが、左から順に
1997年10月号:連載(53)
1997年11月号:連載(54)
1997年12月号:連載(54)
1998年 1月号:連載(54)
1998年 2月号:連載(56)
となっているのがおわかりでしょうか? つまり「連載(53)」の後、「連載(54)」が3回続き、その後本来「連載(57)」となるべき回が「連載(56)」とされ、以降は1回分繰り下がった付番が、最終回となる1999年5月号の「連載(71)」まで続いたのです。ですから、今後「なんだこれは」が単行本化された場合は「全72回を収録」と謳われるハズです?
ちなみに「連載(71)」の文末には「次号から長岡鉄男氏の自伝的エッセイが新連載!ご期待ください。[編集部]」という告知があります。
そして予告通り、1999年6月号から「長岡鉄男の映画少年漂流記」の連載が始まりました、、、が、その片隅に「長岡鉄男の 続 なんだ、これは 新装開店 第1回」も掲載されているという、まさに「なんだ、これは」という状況が、絶筆となる2000年7月号の「連載第14回」まで続くことになります。
まさに「タイトルは体を表す」を地で行く怪連載?でしたが、これを掲載する月刊「BS fan」は、5月末に発売される7月号に6月のテレビ番組表が掲載されているという「名が体を表さない」雑誌でした。なんだ、これは、、、