「シン・ゴジラ Blu-ray 特別版 3枚組」の中古が、HMVで安値で出ていたので、ポチりました。
2016年の公開時に成田のIMAXデジタルシアターのド真ん中の席で観賞し、その後も2017年11月のテレビ朝日での地上波放送を録画して何度か見返している作品ですが、今回も到着後、早速見通してしまいました。
福島原発事故と政府の対応のメタファーとして捕らえられてきた作品ですが、緊急事態宣言や外出禁止命令の布告といった描写、ゴジラが有翼化して世界中に拡散する可能性の恐怖、そして「日本、いや人類はもはや、ゴジラと共存していくしかない」といったセリフを聞くと、新型コロナウイルスを巡る現今の状況のメタファーとして新たに捕らえられそうです。
ところでわざわざBlu-rayを買ったのは、迫力ある音声を期待してのことだったのですが、パッケージをよくよく見ると
1. 日本語 3.1ch DTS-HD Master Audio
2. 日本語 2.0ch DTS-HD Master Audio
という、なんとも物足りない音声フォーマットでしか収録されていません。
ということは、オリジナル音声が3.1chということになりますが、擬似サラウンド化されていたのか、劇場では全く気付きませんでした。
自宅のホームシアター環境では、3.1chではサラウンド化できず、2.0chでは低音が物足りず、という、いささか期待外れな結果となりました。
もうひとつの期待である特典ディスクは、ちょっと見ただけですが、庵野総監督がかなり細かい演技指導をしていること、様々なカメラ(iPhoneまで!)を使って様々なアングルから同時撮影していることなどが窺い知れて、とりあえず満足できました。