ばっかすの部屋

趣味や関心ごとに関する身辺雑記をチラシの裏に書き散らす。 そんな隠れ家「ばっかすの部屋」

火消し役 抑え役

2月にガスコンロを交換しました。1998年に新築購入して23年目で3台目となります。写真左が旧コンロ(リンナイ製)ですが、バーナーキャップが腐食・固着したりしたせいか、点火しにくくなってきた上、ゴトクの一部が欠けたりもしていたため、寿命と判断し、写真右の新コンロ(パロマ PD-N36S-13A)となりました。

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点火は安定し、安心して使えるようになった、、、はずですが、揚げ物や炒め物をしている最中に、電子音とともに火力が低下して、調理の邪魔をしてくれます。「Siセンサー」による「異常加熱防止機能」が発動し「鍋底が約250℃になると自動で弱火・強火を繰り返して温度をキープ」するためです。

バナー中央の突起がSiセンサで、鍋やフライパンをゴトクに乗せると、これが鍋底に接触し、温度を検知して火力を調整するという仕組みだそうです。

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リンナイ製の旧コンロにも同じ機能がありましたが、それよりも火力の低下具合や発動頻度が増加した印象があります。メーカーポリシーの違いか、時代の要請か、個体差かはわかりませんが、使いにくくなったことは間違いありません。

ググって見ると、同様の不満は多いようで、センサが鍋底に接触しないようにして火力調整が行われないようにする工夫が色々と紹介されています。私も自分なりに細工してみましたので、紹介しようと思います。結果を先に示すと、写真左が対策前、右が対策後です。

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バナーキャップを眺めると、表面の丸い突起部の裏に支柱が設けられていることがわかりました。ここに状に針金を巻きつけてやればセンサーの突出を抑えることができそうです。

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 支柱と支柱の間に、1.2φ銅線(スピーカケーブルに使用している警報用ケーブルの芯線)を通し、

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支柱に絡むように曲げ、

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適当な長さに切りそろえ、

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バナーキャップに戻して、精密ドライバでつついて支柱に絡むように固定させ、

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加工したバナーキャップをコンロに戻して、着火を確認して出来上がり。

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センサが鍋底に接触しなくなり、連続調理しても火力低下が起こらなくなりました。メデタシ、メデタシ、、、

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なお、火災の原因となりかねませんので、良い子は絶対に真似しないでください。