ばっかすの部屋

趣味や関心ごとに関する身辺雑記をチラシの裏に書き散らす。 そんな隠れ家「ばっかすの部屋」

一も二もなく百もなく

こんな本を入手しました。

「頭のトレーニング 新しいクイズ100選」長岡鉄男 著(永岡書店)

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クイズ・コント作家時代の長岡先生の著書として、知る人は知っている本です。奥付に「昭和46年1月5日 第17版」とあります。初版発行日の記載はありませんが、1999年に刊行された「長岡鉄男 編集長の本 観音力」の「長岡鉄男全著作」には「1967年1月」とされています。毎年4回増刷している計算となりますから、ちょっとしたロングセラーといえます。

 

amazonで「頭のトレーニング 2集 クイズ・パズル作法入門」として、価格1円(送料350円)で中古出品されているのをみつけ、喜んでポチったのですが、届いたのは「頭のトレーニング 1集 新しいクイズ100選」の方でした。どちらも持っていない本でしたので、どちらかが入手できれば構わなかったのですが、同時に1集もポチっていたらダブるところでした。実際、そうしかけたのですが「とりあえず2集が届いてから」と我慢したので助かりました。

 

それはそれとしても、色々と謎がある本です。まずタイトル。

表紙カバーには「新しいクイズ100選 頭のトレーニング」とあります。
カバーの背には「新しいクイズ100題 頭のトレーニング1」とあります。
カバーを外した表紙には「頭のトレーニング 新しいクイズ100選」とあります。
カバーを外した背には「新しいクイズ100選 頭のトレーニング1集」とあります。
本文扉ページには「頭のトレーニング(第1集)」とあります。
目次ページには「頭のトレーニング第1集」とあります。
奥付には「頭のトレーニング(第一集)」とあります。
巻末の既刊リストには「頭のトレーニング(1) 新しいクイズ100題」とあります。

全ての表記が見事に異なっています。

 

そしてタイトルに「100選」あるいは「100題」と謳いながら、クイズは99問しか掲載されていません。カバーの表と裏にもクイズが掲載されていますが、これらを加えると101問になってしまいます。

 

巻末の既刊リストに「永岡書店の実用百科シリーズ(7)」として掲載されている18冊のうち、以下の3冊が長岡先生の著書として紹介されています。

「(21)クイズに強くなる本 解き方・出題のカンが養える」
「(99)頭のトレーニング(1) 新しいクイズ100題」
「(109)頭のトレーニング(2) クイズ・パズル作法入門」

 頭の番号はシリーズの通番と思われます(カバーの背の上部にも99と記されています)。しかし「観音力」の「長岡鉄男全著作」では、以下の発行順とされており、通番と順序が異なります。

「頭のトレーニング」1967年1月
「頭のトレーニング第二集」1968年1月
「クイズに強くなる本」1969年1月

 

これら全てが、長岡先生が仕組んだ壮大な謎なのかもしれません??