ばっかすの部屋

趣味や関心ごとに関する身辺雑記をチラシの裏に書き散らす。 そんな隠れ家「ばっかすの部屋」

爽涼の6月

今日は、少し趣を変えて絵を紹介。

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「爽涼」というタイトルの日本画です。作者は田村仁美さん。経歴書には「1961年大阪府堺市に生まれる」とあります。私と同世代の、いくつかの受賞歴を持つ中堅の日本画家のようです。

2月に、日本橋丸善のギャラリーで開かれていた「骨董入札会」で見かけて、最低入札価格が2万円ということだったので、ちょっと上乗せして入札してみたら落札できてしまいました。

F10号(530mm X 455mm)というサイズで、ギャラリーで見た時は手頃な大きさに感じましたが、リビングに飾ってみると、かなり存在感があります。

 

コンサートで東京に出たついでに、入場無料の美術館やギャラリー巡りをよくします。

日本橋三越のアートギャラリーなどは、複数の個展が週替わりで催されていて、かなり見応えがある上、値付けもされているので美術品の相場もわかり、色々と勉強になります。

 

で、このサイズの日本画が2万円というのは、かなりお安い。相場なら20万円以上と踏みました。そもそも、額縁だけでも1万円くらいしそうです。

絵としても魅力を感じましたので、思い切って入札したわけですが、家に帰って「田村仁美」でググってみると、ジークレー版画で作成したという作品が複数出品されています。

ジークレー版画というのは、原画をスキャナで読み取ってインクジェットプリントしたもので、現代版のリトグラフといったところかもしれませんが、個人的には複製画に過ぎないと思っていますので、「失敗したかな?」と思いました。

落札の連絡を受け、丸善で受け取り、不安半分で持ち帰り、早速額縁を開いて確認。

ちゃんとした肉筆の日本画でした。

 

その後、コンサートの中止が相次ぎ、美術館ともご無沙汰となっています。

そんな中、絶妙のタイミングで本物の絵を自宅で眺められるようになりました。

ラッキーだったと言うしかありません。

 

ところで、この鳥、何でしょうか?

シジュウカラのようにも見えますが、絵を見る限りスズメどころかハトやカラス以上の大きさにも感じられます。

おわかりの方がいらっしゃいましたら、教えていただけると幸いです。